Once upon a time,
ていうほど昔でもない頃、根管治療後の歯根の補強としてメタルコアが使われていました。
レントゲンで見える3本の上顎前歯。
歯冠という歯の部分だけでなく、歯根の中にも白く映っているところがメタル、すなわち金属です。
今回は、根尖部(歯根の先の歯根膜部)の病変を超短期間にて根治治療しないといけないタスク。
勿論いろいろな諸事情は人にはあるものです。
今回の治療の可否はこの非常に大きなメタルコアの撤去にかかっています。
ということで、
1日でメタルコアごと除去し、根管治療を行います。
修復物にメタルがなくなることで、レントゲンから白い極端な不透過像は消えます。このように中が透けて見えるオールセラミックスの利点として、今後はレントゲン診断も容易になります。
治療以前のように歯をつなげてはいません。この方が自然であり、予防管理もしやすいですね。
このように、根管治療も審美修復も通うことなく1日で叶う時代になりました。
進化するデジタルディバイスと、人の繊細な腕が織りなす先端治療です。
明日から3日間私、山内は国外某所に出かけます。日本の歯科技術、歯科技工を海外に知らしめる仕事がこれからの私の仕事と思っています。
慈善事業ではない世界に通用する日本発の業態としてのブランパシステムを開発し続けます^^。
留守中は川野歯科医師が真摯に対応させていただいておりますので、どうぞご安心の上お出掛けくださいませ。